~ 今日の一言 ~ トモダチ作戦、生の歴史に学ぶ
~今日の一言(NO.306)~
・アメリカ海軍副長アーレイバークは、大東亜戦争(ソロモン海戦)で
親友や仲間を大勢失い、「日本人を一人でも多く殺すなら重要だが、
日本人を殺さないならそれは重要ではない」とまで言った人である。
バークが日本滞在時に利用していた帝国ホテルの従業員(ソロモン
海戦で夫を亡くした夫人)の思いやりの行動や発言がバークの日本観
を変えて行った。
バークがその従業員との話の中で「ご主人を殺したのは私か
もしれない」と謝罪したときに、彼女が毅然として「提督が夫と戦い、
提督が何もしなかったら提督が死んでいたでしょう。誰も悪いわけ
ではありません」と言ったことなどから、私と同じ境遇にあるにも
かかわらず、自分の立場から離れ、公平に物事を見て対応できる
人がいるのに「私は何なんだと」思い、日本人に対する考え方が
変わって行ったという。
その後バークは、反日感情がまだまだ多い中、日本の独立回復を支援。
そして、日本への多大な貢献により日本から「旭日大綬章」を贈られた。
バークが多くの国から勲章を頂いたが亡くなった時につけていた勲章は
日本から贈られた勲章ひとつだった。
時がたち、東日本大震災が発生した際、本来は他の地に行くはずだった
空母が艦長の独断で日本の救援に駆けつけてくれた。
その艦長の名はトムバークで、アーレイバークの孫だった。
そしてその後もアメリカは即座に「トモダチ作戦」を決行し、日本の
救済にあたってくれた。
⇒ ネットでこの記事を見て、歴史を学ぶのは、何年に何が起きたと
言うことではなく、このようなことを学ぶことではないかと
思ったし、東日本大震災などの災害が起きた時、様々な国が
日本のために駆けつけ、支援をしてくれたことも、残念ながら
年々風化してきている。
人間は忘れやすく、昔に受けた恩をすぐ忘れてしまうが、
「それではいけないとよ」と言われた気がした。