~ 今日の一言 ~ 和を以て貴し・・・だけじゃない
~今日の一言(NO.325)~
・「十七条憲法」は、聖徳太子により604年に制定されたもので、
政治に関わる人々に道徳や心がけを説いた日本初の憲法。
(第一条 抜粋)
和を大切にし、人といさかいをせぬようにせよ。
人の気持ちはそれぞれであり、理想的な人格者は少ないものだ。
だから仲たがいを起こしたりする。
しかしにこやかに仲むつまじく論じ合えれば、おのずから事は
筋道にかない、どんな事でも成就するであろう。
(第九条 抜粋)
信は人の行うべき道の源である。何事をなすにも真心をこめよ。
事のよしあし、成否のかなめはこの信にある。みなが真心をもって
事にあたるなら、どのようなことでも成するだろう。
しかし真心がなかったら、すべてが失敗するだろう。
(第十条 抜粋)
自分が聖人で相手が愚人だと決まっているわけではない。
ともに凡夫なのだ。それゆえ、相手が怒ったら、むしろ自分が
過失を犯しているのではないかと反省せよ。
自分が、正しいと思っても、衆人の意見を尊重し、従うがよい。
⇒ 人間関係の基本は、今も昔も変わらない。
自分が常に正しいわけではない。自分が聖人で相手が愚人
でもない。人それぞれ心があり、自分と違う。
お互いを尊重し、真心をもって、にこやかに仲むつまじく
論じ合えれば、どんな事でも成就すると思う。