~ 今日の一言 ~ 「甲陽軍艦」から見えるマネジメント

~今日の一言(NO.121)~

・「甲陽軍艦」(武田家の家臣高坂昌信が著書)

 戦国最強と言われる武田信玄による「武士の良し悪し一夜限りの定め二カ条」

 

 (一カ条目)

  真面目な人間は大きな働きをする。

  その理由として、信玄は「真面目な人は恥を知るので、常に心が明るい。

  心が明るければ、諸事の行いは正しい。人にへつらうことなく、軽率なことを

  せず、万事を知り尽くして慎重に物事を進める」と説く

 

 (二カ条目)

  不真面目な人間は大きな働きをできない。

  その理由として、信玄は「思慮不足である。慌て者である。ひとにへつらい。

  軽率である。うそをつく。物事を突き詰めて考えることをせず、武の道を

  わきまえない。立派な人であっても自分の肌に合わなければ、すぐに悪口を

  言う」と説く

 

  ⇒ 信玄は「一夜限りの定め」として、武士の働きや評価は一夜で大きく

    変わると考えていた。

    また、一度下した評価にとらわれず、毎回の成果を重視する姿勢を

    持っていた。

    「自分が人を使うのは、その人の業を使うのだ」という言葉も

    残している。

    リーダーが人を使うときは、、肩書や見た目で人を判断せず、

    その人がどのような能力を持っているのかに重点を置くべきだ

    ということ。