~ 今日の一言 ~ 監督の「采配」に学ぶ
~今日の一言(NO.50)~
・「采配」(落合博満 著書)からの抜粋
落合氏が語る勝つための「戦略論」「組織論」「技術論」が落合語録
とともに記載された名著
野球はチームとして、相手より1点でも多く取れば、白星は得られる。
その中で選手は、ミスを恐れずプレーすることが求められる。
ミスをする大きな原因の
一つが、自分の能力を超えたプレーをしてしまうことだろう。
普段の練習でできないことは、どんなに頑張っても実践ではできない。
レギュラーで活躍したいなら、以下の段階を踏まなければならない。
①できないことを、できるようになるまで「努力」し
②できるようになったら、その確率を高める「工夫」をし
③高い確率でできることは、さらにその「質を高めて」いく
①から③を目指し頑張っている中での「ミス」は責めない。
しかし、
何も反省せず「同じ失敗を繰り返し」たり、
失敗を引きずって「無難なプレー」しかしなかったり、
自分のできることをやらなかった「手抜き」時の
ミスは、小さなものでも厳しく叱責する。
これを放置するとチームに致命的な穴があく。
⇒ この本を読むと落合さんは、マネジメントとしても超一流だと
感じてしまう。
「レギュラーを取る」ための段階は、
人が一人前になるために必要なステップであり、
「叱る」べき基準は、
組織が弱くならないような歯止めとなるような指針
だと思う。
この本は、監督時代の「采配」を通じ、マネジメントとは何か
を学ぶことができる良い本だと思った。