~ 今日の一言 ~ 鈍刀を磨く
~今日の一言(NO.52)~
・日本刀とは、約1000年の歴史がある。
日本刀の性能は
「折れず、曲がらず、よく切れる」と
表現されるが、作るのは非常に難しい。
硬度が違う鉄(刃金、皮金、心金)を使い
多重構造化させ、かつ刃身にそりを持たせることで
切れ味と折れない作りとしている。
しかし、作り手の良し悪しにより刀も変わる。
「鈍刀は、いくら磨いでも、無駄だ」という人もいる。
そんな言葉に耳を貸さない職人がいた。
刀の良し悪しに関わらず、必死に磨いだ。
いろいろな刀に対応しているうちに
自然と腕が磨かれ
「刀匠」と呼ばれるようになった。
鈍刀は、磨いでも磨いでも、
光らないかもしれないが、
「すまぬ。すまぬ」と言いながら、
磨く本人を光るものにしてくれるのだ。
⇒ 会社でも、自分が望まない部署に異動させられることもある。
担当先させられたマーケットが肥沃ではないこともあるだろう。
自分が得意としない業務を任せられることもあるだろう。
しかし、そこで文句を言ったり、腐るのではなく、
いろいろなものが学べるチャンスだと前向きに捉え
頑張ってみよう。