~ 今日の一言 ~ 「富」は良いことだけど・・・

~今日の一言(NO.192)~

論語と算盤(渋沢栄一

 国の富をなす根源は、社会の基本的な道徳を基盤とした正しい素性の

 「富」である。しかし「富」は絶対であるのだろうか。

 

 もし、「富」を基準に、人の真価を論じれば、「孔子」は落第生に

 なってしまうかもしれない。

 しかし、「孔子」は、自分を果たして落第生だと感じていたのだろうか。

 自分の身の丈に満足して生涯を終えられたとしたならば、それはそれで

 ふさわしい評価と言えるのではないか。

 

 ⇒ 身の丈で生きることによって、以下のような感じになれるとすれば

   生きて行く上で「富」は必要であるが、必要以上に持つ必要はない

   のではないかと思ってしまう。

 

   - そのままの自分を認めているから、人をうらやましく思わない。

   - 劣等感や優越感を感じないので、ありのままでいられる。

   - 日々の暮らしが落ち着き焦りや不安がなくなる。

 

   ちなみに、アブラハムマズロー

   常に高級料理を楽しめるように、些細な料理も同じ味わいで味わえる

   周囲との充実した日々も楽しめるけれど、孤独な日々も「また学びが

   あるさ」と楽しめる人は、成功者と言っており

   身の丈で生きれることの素晴らしさを説いている。