~ 今日の一言 ~ 偉大な愛情に 涙!

~今日の一言(NO.383)~

・ハサミムシの母の儀式

 石をひっくり返すと逃げ惑うハサミムシもいれば、逃げずに

 威嚇してくるハサミムシもいる。後者をみれば傍らに卵を

 抱えていることが分かる。石の下で卵が孵化できるように

 毎日丹念に世話をしながら守っている。卵がかえる間の

 40~60日間、飲まず食わずで世話をする。

 卵がかえる日が来る。待ちわびた子どもたちとの面会である。

 母親の仕事はこれで終わりではない。

 この後に大切な儀式が残っている。

 孵化したばかりの幼虫は獲物をとることができない。

 幼虫たちは空腹に耐えながら甘えすがるように母のもとに

 集まってくる。

 母は子どもたちを慈しむように、自分の腹の柔らかいところを

 差し出す。自分の身体を子どものために差し出すのである。

 そして動くことなくじっと子どもたちが自分を食べるのを

 見守りながら、その生涯を終える

 

 ⇒ この記事を読んで、涙が出た。

   岩の下にいる何でもない虫(母親)の行動に、涙が出た。

   愛する者のために自己の犠牲もいとわない。

   「真の愛情」って何なのか。を考えさせられた。