~ 今日の一言 ~ 助け合いのレベルってどのレベル

~今日の一言(NO.157)~

福沢諭吉とお順(諭吉の母)の話し

 

 お順が時おり面倒を見ていたチエという若い女性がいた。

 頭にはシラミがたかり、異臭がするので周囲の人たちは嫌がって近寄らない。

 しかし、お順は、嫌な顔一つせずチエの頭のシラミをとってあげていた。

 シラミとりを手伝わされていた諭吉は嫌で嫌で仕方がなかった。

 

 ある日とうとう我慢が出来ず、諭吉が投げだしたところ、

 お順は

 「情けない人ね」と諭吉を笑い、「私だって気持ちが良いとは

  思いませんよ。けれどもチエは自分でそれができないのですよ。

  できない人のためにできる人がしてあげる、それが当たり前のこと

  だと思うんだけど

 と諭吉を諭した。

 

 お順は、このことを通じ、たとえ小さな事柄でも、困っている人や

 できない人に手を差し伸べるこ「思いやりの心」を育てていた。

 

 ⇒ 「助け合う」て大事だよね。

   だけどさ、助けるレベルってどう?

   自分にとって、やり易いところ、嫌じゃないところ、助けやすい

   ところだけ助けて、それ以外のケースにおいては、見て見ぬふりを

   しているんじゃないのと、問われたような気がしました。

 

   反省です。