~ 今日の一言 ~ 詩経に学ぶマネジメント
~今日の一言(NO.162)~
・「詩経」を読んで、気になるところがあった。
(巧言篇)
混乱は、偽りの言葉がまかり通るようになったことから芽生えた。
混乱が更に深まったのは、君子が讒言(他人を貶めるため、
ありもしないことを目上の人に告げその人を悪く言うこと)を
信じるようになったからだ。君子たちが讒言に腹を立て
正しい言葉を喜べば、混乱は収まる。
(丞民篇)
ものの存在するところには、法則がある。
民衆たちが従う不変の法則とは、優れた徳を有する人物に人々が
心を寄せるということ
優れた徳は、下々のものまで明るく照らす。
天子の行動に欠けるところがあれば、補佐役がそれを補う
⇒ この「詩経」は紀元前11世紀に書かれたものであるが、
現在のマネジメントのあり方にも通じている。
古典を学べというのはこういうことを言うのであろう。
今回の「詩経」の内容は、
立派なマネジメントになるためには、惑わされないように、
正しい判断ができるように自分を磨くということであり、
そして自分を諫めてくれるNO.2を持つことが重要である
と教えてくれている。
私の職場には、いろいろなところで意見やアドバイスをしてくれる
信頼できる仲間がいる。非常にありがたい。