~ 今日の一言 ~ 小さな動きから将来を予測する

~今日の一言(NO.168)~

・芽を見て、花を知る

 中国「殷」の皇帝である「紂王」が、初めて「象牙の箸」を作ったとき、

 重臣の其子は、ひそかに

 象牙の箸を使うようになったら、汁を盛る器も粗末な土器をやめて

 玉で作るようになる。そんな立派な器を使うようになれば、食べる料理も

 天下の珍味を求めるようになる。

 そうなると、今度は錦の衣を着て、立派な宮殿に住みたくなるに違いない。

 こうして次から次へ、象牙の箸に釣り合うものを求めて行けば

 天下の富を集めてもまだ足りなくなるだろう。

 と恐れた。

 

 やがてそれは現実なものになって、紂王は国を滅ぼしてしまった。

 

 ⇒ 優れた人物は、かすかな動きや手がかりを見ただけで、物事の顛末を

   予見する。なかなかできないものだ。

   洞察力を磨くしかない。

   洞察力を磨くためには、いろいろな方法があると思うが

   まずは、世間で起きていることを知り、それについて考えて、

    情報の整理する。また分析する際は、偏見を持たない など

   がありそうだ。