~ 今日の一言 ~ 平家物語は、人の心の習いごと

~今日の一言(NO.279)~

 ***************************

   祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

   沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす

   おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし 

   たけき者も遂にはほろびる 偏に風の前の塵に同じ

 ***************************

 平家物語の中には「人の心の習い」が多く出てくる

 上記もまさにそうである。

 また、上記以外にも「飽き足らなくなる」というものもある。

 「ありがたい」が「当たり前」に、

 次は「当たり前」が「もっと」になり問題が起こって行く。

 

 ⇒ 最初は、皆がしてくれることに感謝していたが、

   皆がしてくれることが当たり前になると、感謝もないし

   それができないとなんでやってくれないんだとかにもなる

   ひどい話であるが、自分の中にもある。

   

  「当たり前」怪獣にならないように

   毎日、気付いたことがあれば、直ぐに感謝の意を伝える。

   毎週1回は、時間を作って、周りの方の行動を思い出す。

   「人が見えないところであんなことをやってくれていたなぁ」

   「自分も忙しいのに、手伝いますよって声掛けしていたなぁ」

   「次の人のために丁寧に引継ぎをしていたなぁ」

   「皆のために電話を一生懸命とってくれていたなぁ」 等

   そして、皆の行動が「当たり前」ではないということを

   もう一度自分に言い聞かせ、感謝を伝える。