~ 今日の一言 ~ 心に響くポイントが変わる

~今日の一言(NO.230)~

・NHKプロフェッショナルで「包丁職人」の話を見た。

 以前見たことがある番組内容だったので見るのをやめようか

 と思ったが、職人の方の様々な言葉が自分の心に響き、

 目が離せなくなった。

 

 (心に残った言葉①)

  今は、新規の包丁研ぎの依頼が多く、忙しい日々を送っている。

  そんな中において、昔のお客さまから「刃が欠けてしまったので

  研ぎ直してほしい」という依頼も多い。

  今までその人たちのお陰でここまでなっているのだからと

  研ぎ直しの方を優先する

 

   ⇒ 新たなお客さまを開拓することに心を奪われ、今まで

    我々を支えてくれたお客さまをないがしろにしていないか

    と問いかけられたような気がした。

    優先すべきは利益じゃない。恩と義理。

 

  (心に残った言葉②)

  自分が認められるために包丁を研ぐのではない。ただただ包丁を

  使い手のこと(使い手の体格・癖・まな板までの距離・使い手の

  気持ちなど)を考えて、包丁を研ぐ。

   

  ⇒ 我々はお客さまのことをどこまで考え対応しているのだろうか

    自己中心的な提案になっていないかと問いかけられたような

    気がした。

 

  (心に残った言葉③)

  満身創痍でも、頑張るのはなぜか?

  自分はままだま途上、技術面も含めまだまだ先はある。

  まだ見ぬ頂きを見るために頑張るんだ。

 

   ⇒ なぜ頑張れるのかという背景に「お客さまから必要とされて

    いるから」と答えると思っていたが「あくなき向上心」が

    その背景でがあったことに驚いた。

    70歳半ばになって、日本一とまで言われた人でもそうなのか

    「君はまだまだだ、立ち止まるな頑張れ」と言われたような

    気がした。

 

  年齢を重ね、経験を積むと、物事の見え方が変わる。

  同じものを見たとしても、心に響く箇所は違うということ。

  学びの場は、多いなぁと思った。

 

  雲の上は、いつも晴れ。

  今日も一日、明るく、楽しく、元気に、頑張りましょう。