~ 今日の一言 ~ 価値観の変遷
~今日の一言(NO.290)~
・むかし買った本に「日本人的な感覚」に関して記載があった。
私たち日本の祖先は、自然の恵みに感謝し、自然に畏敬の念を抱き
自然の摂理に従いながら共存してきたし、あらゆるものに不思議な
気配や存在を感じ取ってきた。
日本には四季があり、季節ごとにいろいろな草木に命が宿る。
豊かな自然に囲まれる中で日本人ならではの感性が育まれてきた。
一木一草にも「神」を見るような感覚はそういった背景から
発生していると考えている。
日本の寺や仏像も造られたときにはまばゆい色彩が施されている
ものもあるが、歳月とともに色が剥げて行くのをそのままにする。
そこには過ごしてきた時間の感覚や建物を古びさせてきた自然の力を
尊ぶ感覚があるからだ。
「諸行無常」を感じさせる雰囲気が日本人は好きなのだ。
そこに表面的な美でない何かを覚えるのだと思う。
⇒ なるほどという面もあるが、全ての人がこのような感覚にある
のかなぁと疑問にも思う。
時代とともに価値観がどんどん変遷してきている。
その時代時代、また若い子たちには若い子たちなりの価値観があり
それを尊重せず、自分の価値観を、押し付けたりする事がないように、
して行かないといけないと思います。